写真をデータで残すデメリット

電源が取れない環境では見ることができない

デジタルデータを閲覧するとき、通常はスマートフォンやパソコンといった端末を使うことになります。しかし、これらの端末を使うには電源が取れることが前提です。そのため、停電時など電気が使えない状況のときは写真を見ることができないというデメリットがあります。たとえスマートフォンが十分に充電されていても、電源が取れない状態ではいずれ見られなくなってしまうでしょう。

別の端末に転送して閲覧するにしても、そもそもバッテリー切れになったときは転送も受信もできません。電気自体が使える場所でも、充電用のケーブルがなかったりバッテリーが壊れていたりすれば同じことです。データ保存のデメリットは、端末自体の電源が取れないときやそもそも電気が使えない環境では見られないことです。

保存先によっては見ることも転送もできない

写真データを保存する際、端末に入れておく以外に記録媒体に移しておく方法があります。データを保存する手段としては一般的ですが、媒体によっては使えなくなることもあるのがデメリットです。媒体が壊れるなどして読み取りができなくなるのも理由の一つですが、対応できる機器がなくなることも原因にあげられます。

記録媒体の場合、読み取るためのドライブやリーダーといった周辺機器が必要です。例えば、USBフラッシュメモリはノートパソコンにUSBポートが付いていなければ使うことはできません。SDカードも同じで、専用のリーダーや対応可能な端末が必要です。記録媒体は、年月とともに対応する周辺機器の製造が中止されるものもあります。適度な間隔でデータを整理し、複数の保存先に分けておくといいでしょう。